四十七人の刺客(上・下) 池宮彰一郎

※今までレビュに書いていた読書感想文を、はてなに移転します。

2月26日読了
★★★★★
目から鱗が落ちました。
今までの赤穂浪士の討ち入り物語って、実はあまり好きじゃなかったのですよ。変に一面的というか、一方的な正義を振りかざす感じがして、ぜんぜん納得できない。
ところが、この池宮赤穂浪士では、非常に腑に落ちる。浅野内匠頭の即日切腹から、大石内蔵助の吉良邸討ち入りまで、全てのエピソードに理屈が通っている。
最高品質の一品でした。