数学が歩いてきた道 志賀浩二
- 作者: 志賀浩二
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2009/09/19
- メディア: 新書
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★★☆☆☆- 「関数は、数の関係という意味だけど、実はそれは間違いで、昔は函数と書いて、xとかyとかの変数を箱(=函)と考えたのだよ」という今まで信じてきた豆知識が間違いで、functionが中国に導入された時に音を似せて作った訳語 函数(ハンスー)をそのまま日本に持ってきたから。
- 大学で初めて学ぶことで評判の悪い ε-δ論法の意義が初めて分かった気がしました。limitで良いじゃん、とずっと思っていました。
- 最初の部分は丁寧だけど、中盤からだんだん必要そうな証明を省きはじめ、終盤は駆け足で飛ばし気味。打ち切りの決まった連載漫画のような読後感。とはいっても、志賀先生の本なので、全般的には、読者に分かりやすいように書かれています。