萩原重化学工業連続殺人事件 浦賀和宏
- 作者: 浦賀和宏
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2009/06/05
- メディア: 新書
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6月11日読了
★★★★☆
松浦純菜シリーズが終わって、久々の安藤シリーズ、といっても安藤さんは出てこないのですが、例の、脳味噌の話です。
浦賀さん初心者にとっては、良い作品だと思います。安藤シリーズといっても、前作からは切り離して、独立しても読める作りになっていそうです。
とっても面白かったのですが、個人的なマイナスの感想もありました。何か、というと脳のない死体の謎は、あんなに丁寧に種明かししなくても、付いて来れる人だけ付いて来い、という不遜な態度で、次回作まで引っ張っても良かったのでは、と感じました。読み終えて、すっきりし過ぎてしまい、逆に戸惑っています。それとも、次回作に続く、もっと大きな罠でも仕掛けてあるのでしょうか。という期待値込めての4つ星です。