7/8 さねよしいさ子「2005初夏のツアー」

行ってきました。
仕事が微妙にのびて、10分くらいの遅刻(連続)。
到着した時には、オープニングアクト中の原果里(うた・ギター) さん。
最初は「さねよしさんに間に合ったー」とほっとしていたのですが、この原果里もナカナカだったので、すぐに「しまった、残念!」って後悔することに。とはいっても、仕事を振り切るようにしてきたので、これ以上早くは難しかったのですが、ね。
原果里さんは、この舞台で初めて知ったのですが、暗く、そして凛!っとした力強い歌声の方でした。奇を衒わないまじめで無骨な正統派。ある意味、さねよしさんと正反対な感じでした。
さて。
その凛とした雰囲気でオープニングアクト、しばし幕間ののち、その緊張感をまったく崩すかのように、さねよしさんがむにゃむにゃと喋りながら登場。あっという間に、TOKUZOの空間は、さねよしワールドに持っていかれました。もの凄い存在感。もの凄い磁力。
セットリストを覚える努力をしてないので本当に申し訳ないのですが、どの曲もCDで聴くのと同じようでいて、それでいながら、CDで聴いていた時と違う印象を受けました。違う、じゃないな。より深い、かな。
私はライブに行くならCDを1枚でも多く買うタイプで、実はさねよしさんのライブは初めてだったのですが、間違っていました。CDでも素晴らしいのですが、ライブは、もっと凄い。「天使のほほえみ」って、こんなにいい曲だったんだ、って刮目しました。いや、「天使のほほえみ」だけじゃなくて、あれもこれも全部。歌う曲歌う曲に命がどんどん吹き込まれていく、奇跡を見ました。
「今日はなんだか拍手がとてもあたたかいですね」と何度もさねよしさんが仰っていましたが、そんな素敵な空間でした。この場に居ることができて、幸せでした。TOKUZOはいいライブハウスですね。